ブラジルビザ|2通りの取得方法を一挙紹介!

ヘンリー・アンド・パートナーズ(Henley & Partners)によるパスポートの2018年グローバルランキングによると、日本のパスポート(旅券)が世界一位です。つまり日本国のパスポート(旅券)があれば、ビザ(査証)なしに自由に移動できる国が世界一多いのです。

 

ところがブラジルに行くには、ビザ(査証)が必須です。世界一のパスポート(旅券)があってもダメです。そこで、ブラジルビザ(査証)の取得方法についてご紹介しましょう。

 

ブラジルビザ(査証)の取得方法

ブラジルビザ(査証)を取得するには、大きく分けて二通りの方法があります。

 

直接領事館を訪問して書類を提出する方法(以下、「訪問申請」といいます)と、インターネットサイトの「e-visa」を利用しての方法(以下、「e-visa」申請といいます)です。

 

「e-visa」を利用できるようになったのは、2018年1月11日(木)ですから、ごく最近のことです。

 

従来は、訪問申請しか認めてもらえなかったので、ブラジル領事館から離れた地域、たとえば九州・四国、東北、北海道の方々は大変でした。郵送申請が認められていればそうでもありませんが、直接領事館を訪問しなければならず、訪問が難しい方は第三者に依頼せざるを得なかったのです。

 

領事館経由でのブラジルビザ(査証)取得

従来から行われている、訪問申請によってブラジルビザ(査証)を取得するためには、日本に三か所あるブラジル領事館

東京名古屋浜松)に申請書類を提出します。その手順は、次のようになります。

 

①必要書類の用意、往復のチケット購入、オンライン申請 ※写真や書類をスキャンしてデータ化しておく。

②領事館に書類を提出、手数料(10,400円)の支払

③領事館でブラジルビザ(査証)を受け取る

 

直接領事館を訪問しなければならなくても、先ずはオンライン申請が必要です。そのために銀行通帳のコピーを用意したり、往復のチケットを購入したりしておくことが必要です(①)。そしてオンライン入力したものを出力し、領事館に持参します(②)。東京では申請の翌業務日、浜松では月曜日から水曜日に申請すればその週の金曜日、名古屋では8から10業務日後に、ブラジルビザ(査証)が発給されることになっています(③、各領事館のホームページに記載されている説明。2018年12月20日現在)。

 

ただしホームページの内容は、頻繁に変わることがあるようなので、事前に確認しておく必要がありそうです。また、三か所の領事館がそれぞれに動いているようですから、申請をする領事館のホームページに書かれている内容にしたがってください。たとえば名古屋の領事館がホームページに記載していても、東京の領事館では関知しないということがあり得るようです。

 

「e-visa」を利用してのブラジルビザ(査証)取得

訪問申請によるブラジルビザ(査証)取得は、用意する書類の多さや訪問という煩わしさから人気がありませんでした。そこで2018年1月からスタートしたのがe-visa申請です。わざわざ多くの書類を用意して、日本に三か所にしかない領事館を訪問することなく、自宅に居ながら、しかも安価な手数料で、ブラジルビザ(査証)を取得できるのです。

e-visa申請手順

①事前準備

  1. パソコンorスマートフォンとインターネット環境
  2. メールアドレス
  3. クレジットカード
  4. パスポート(有効期限内)の基本情報が書いてあるページの見開き 
  5. 証明写真データ(日本のパスポート写真と同じ大きさ、背景色は白)

※写真データは、パスポートは700KB、顔写真は300KB以下

※写真データの画素数は413px×531px

※写真データの拡張子は、「.jpeg」(「.jpg」ではありません)

 

②申請

  • https://formulario-mre.serpro.gov.br」にアクセスし、「e-visa」をクリック ※「e-visa」のページ右上で、「日本語」を選択可
  • 申請手数料(アメリカ$44.24)も、この段階でクレジットカード払いとなります。

③「e-visa」ダウンロード

  • 基本的に、5営業日後にダウンロードできます。 ※渡航時に必携です。

e-visa申請のメリット

ブラジルビザ(査証)を取得するにあたって、訪問申請よりもe-visa申請の方が明らかに大きなメリットがあります。

 

メリット1:e-visa申請は簡単

訪問申請は、オンラインで入力した上で直接領事館に行かなくてはなりません。手数料は、ブラジル銀行で支払います。そして発給されたブラジルビザ(査証)を受け取りに行くことも必要です。

ところがe-visa申請ならば、それらのめんどうな作業がすべて自宅で完結します。

 

メリット2:e-visa申請は手数料が安い

e-visa申請は、手数料そのものが安いです。為替相場に影響を受けますが、それでも5,000円前後です。この金額は、訪問申請の約半額です。

 

更に、訪問申請の場合は申請の際も受取りの際にも、直接領事館に行く必要があります。そのため大多数の方は、交通費が大きな出費となります。場合によっては、宿泊費も必要になるかもしれません。e-visa申請ならば、交通費も宿泊費も一切必要ありません。

e-visa申請できるブラジルビザ(査証)

観光、親戚・知人の訪問、通過(トランジット)、商用、その他の短期滞在のためであれば、e-visa申請が可能です。移住や就労目的で、e-visa申請をすることはできません。就労目的であれば、ブラジル労働雇用省(MTE)の事前許可を事前に得る必要がありますし、訪問申請をしなければなりません。

 

このように、e-visa申請できるブラジルビザ(査証)には制限があり、基本的には就労・移住を目的としない90日以内の短期滞在についてしか認められません。

 

まとめ

ブラジルビザ(査証)は、訪問申請とe-visa申請によって取得することができます。観光などの短期滞在であれば、e-visa申請が圧倒的に便利です。

 

e-visa申請で取得したブラジルビザ(査証)は2年間有効です。訪問申請なら3年間と有効期間が1年長くなっていますが、取得のための費用や要する時間を考えると、e-visa申請の方がお勧めできます。

 

行政書士 齊藤学

千葉県行政書士会会員・葛南支部船橋幹事。 25年間の会社勤務経験を経て2016年に行政書士として独立。市民法務と国際業務を中心に活動し、ビザの申請取次業務にも従事。

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