アメリカに渡航する方必見! 【ESTAとは?】申請方法と料金

 

皆さんは「ESTA」という言葉を聞いたことがありますか。


旅行や短期ビジネスの目的でアメリカに渡航する際に必要な認証です。
今回はこの「ESTA」について解説していきます。

 

認識不足からせっかくアメリカに着いたのに入国拒否になってしまった!という事態にならないよう、アメリカへの渡航前に準備をしておきましょう。

 

ESTAとは?

ESTA(エスタ)とは、「Electronic System for Travel Authorization」の頭文字をとったものです。日本語では「電子渡航認証システム」と呼ばれています。

 

日本は米国国土安全保障省(DHS)が定めたビザ免除プログラム(VWP)に参加しています。そのため「90日以内の短期滞在目的」もしくは「アメリカ経由で第三国に渡航する」場合はビザの取得が免除されます。

 

日本がこのビザ免除プログラムに参加しているから誰でもがこのプログラムを利用できるかと言えば、そうではありません。アメリカへの渡航に際し、このビザ免除プログラムを利用する際の条件として、ビザ免除プログラムを利用して渡航する資格があるかどうかの認証がされている必要があるのです。

 

この認証システムがESTAとなります。2009年1月12日以降にこのビザ免除プログラムを利用してアメリカに渡航する場合はこのESTAの取得が義務付けられました。

 

ESTAの申請方法と料金

では、実際どのようにしてESTAの申請を行えば良いのでしょうか。ESTA申請を行う前にご自身のパスポートを確認してください。

 

2016年4月1日よりビザ免除プログラムを利用して渡航する場合、Eパスポートの所持が必要です。Eパスポートとは、パスポートにICチップが搭載されているパスポートを言います。

 

また、パスポートの有効期間も重要です。ビザ免除プログラムを利用してアメリカに渡航する場合、パスポートの有効期間はアメリカに入国する日から少なくとも90日の残存期間が必要になります。

 

上記2点について問題があれば、パスポートの再申請を行ってください。パスポートに問題がなければ、ESTAの申請にうつります。ESTAはアメリカ大使館のESTA公式ウェブサイトから申請することが出来ます。

https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1

 

回答する前に、ご自身のパスポート、クレジットカード、アメリカでの滞在先の情報を用意してください。「新規申請」か「既存の申請内容を確認」なのか、「個人申請」か「グループ申請」なのか、などご自身に合ったボタンをクリックして後は画面の質問に記入したり、回答をドロップダウンで選択したりすることで申請が終了します。

 

質問は日本語ですが、回答はローマ字で記入してください。回答が終了したら、支払いを行います。申請料金は14ドルです。日本のクレジットカードまたはペイパルでの支払いが可能です。ご自身のクレジットカードが利用できるかどうかは事前にウェブサイトで調べておくと良いでしょう。すべての処理が終了すると、申請番号が付与されます。この申請番号を入力することにより、審査状況を確認することができます。結果は3日以内に出ますので、申請は出発の3日前までには済ませておきましょう。

 

こんな場面にも必要?ESTAの重要性

ESTAはアメリカに渡航する際に必要という事は既述のとおりですが、アメリカの空港で乗り継ぎする場合はどうでしょうか。上記でも少し触れましたが、アメリカの空港で乗り継ぎを行い第三国へ入国する場合でもESTAは必要になるので、要注意です。

 

では、ESTAが必要になるのはアメリカ本土に渡航する場合のみなのでしょうか。ハワイやグアムに渡航する場合、ESTA申請は必要ないのでしょうか。ハワイに渡航する場合は、アメリカ本土への渡航同様、ESTA申請が必要となりますので、必ず申請を行うようにしてください。

 

グアムへの渡航の場合は、45日以内の滞在であればESTAを申請せずに入国が可能になります。しかし、45日以上90日以内の滞在となる場合、アメリカ本土への渡航と同様、ESTA申請が必要となりますので、ご注意ください。

 

訂正がきかない?渡航が承認されない?ESTA申請の注意事項

申請する際のサイトでは入力ページが多くあり、いろいろな質問に回答しなければなりません。注意しているつもりでも、入力ミスで自身の意図していない回答になっている場合もあります。

 

一度登録を行うと入力が間違っていた場合には訂正することが出来ません。また申請費用も再度支払わなくてはいけない場合もあります。必ず質問内容をしっかり読み、登録内容確認画面でご自身が入力した内容を確かめてから申請登録するようにしてください。

 

入力内容に間違いがあった場合の対処方法はアメリカ大使館のツイッターやCBPのサイトに掲載されていますので、参考にすると良いでしょう。アメリカへの渡航が承認されない一番多い理由はESTA申請時の入力ミスです。

 

間違いの内容によっては、再度最初から申請をやり直せばよい場合もありますが、内容によっては24時間経過後に再入力したり、英語でCBP Info Centerに問い合わせのメールを入れたりと手間がかかります。入力ミスをしないことが一番ですが、万が一ミスが発生した時の事を想定し、余裕をもって申請を行う事も必要です。

 

ESTA認証が取れないばかりにアメリカへの渡航が拒否されて、楽しみにしていた旅行に行けなくなった、大切な商談が台無しになってしまった、なんてことになりかねません。またESTAは一度認証が取れれば有効期限は2年間です。

 

ただし、ESTAの有効期限より前にパスポートの有効期限が到来した場合、同様にESTAの有効期限も終了します。

パスポートを更新した場合には、ESTAの更新も必要となりますので、注意しましょう。

 

まとめ

旅行や出張などでアメリカに行く場合、パスポートや航空券などの事は念頭にあっても、ESTA申請が必要になる、という事はご存知ない方も多いのではないでしょうか。

 

また目まぐるしく変わる国際情勢によって、渡航に関する規制も日々変わってきています。ウェブサイトなどをよく読んでESTA申請が必要かどうかなど判断するようにしてください。

 

なお在日米国大使館・領事館のホームページにはESTA申請に関する手順や注意事項がビデオで紹介されています。これらを参考とし、渡航の計画が出来た際には、必ず日数に余裕をもってESTA申請を行うようにしましょう。

 

行政書士古橋洋美

平成28年 行政書士として静岡県浜松市にて独立開業。 現在起業支援や補助金申請支援等中小零細企業支援と入管業務を中心に業務を行っており、 技能実習生に対する法的保護講習の講師も担当している。 英語力を生かし、入国管理局や役所等に提出するために必要な出生や結婚等の各種証明書や契約書等の日本語への翻訳作業の対応も行っている。

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