パスポートの期限が切れている外国籍の方は雇用できない? 【ビザQ&A】

外国人が日本の会社で働く場合、もし所持しているパスポートの期限が切れていたら、その時点で、会社が雇うことはできないのでしょうか。この点を詳しくご説明いたします。

 

採用時にパスポートが期限切れだったら

ビザへの影響

外国人を採用する際に、その人が持っているパスポートがもし期限切れだったら、採用に影響があるのでしょうか。

 

あくまでも、採用にはビザが有効かつ適切かが問題となりますので、直接な影響はあります。ですから、「就労ビザが取り消されるのではないか」とか、「オーバーステイになるのではないか」という心配はありません。

 

ただ、その外国人が病気などで急に本国へ帰らなければならない場合、帰ることができなくなりますから、有効期限内のパスポートを所持しておく必要はあります。

有効なパスポートとは

なお、有効なパスポートの要件とは、次のとおりです。

  • 発行権限を有する機関(日本の場合は外務省)が適式に発行したパスポートであること
  • 所持人の人定事項が正しく表示され、パスポートの名義人と所持人が同じであること
  • 一定の要件でパスポートの効力が無くなる旨がパスポートに明示されている場合、
  • 当該要件に該当していないこと

期限が切れたパスポートは、どこに相談したらいいか?

期限切れのパスポートがビザに影響がないといっても、期限切れや期限が迫っていることに気付いた場合には、早めに更新しておく必要があります。

 

相談する機関としては、日本にある自国の大使館や領事館です。

 

手続きに必要な書類などがありますから、できるだけ早めに問い合わせする必要があります。

 

まとめ

外国人が所持しているパスポートが期限切れであっても、就労ビザの有効性には、特に影響はありません。

 

ただし、日本に出国する場合に必要となりますから、期限切れや有効期限が迫っている場合には、早めに大使館や領事館に連絡する必要があります。

 

行政書士 井上通夫 (ウェブサイト)

熊本県出身。福岡大学法学部法律学科卒業。在学中は、新聞部編集長として、学内新聞を発行。憲法・行政法ゼミ(石村ゼミ第18期生)所属。大学卒業後は、大手信販会社、大手学習塾に勤務。平成18年度行政書士試験に合格後、平成20年7月福岡市で行政書士事務所を開業、現在に至る。扱う案件は、主に相続・遺言、民事法務(内容証明・契約書・離婚協議書等)、公益法人業務(社団・財団法人)など幅広く対応。

新規CTA

合わせて読みたい