ビザ免除プログラム【VWP】とは? 利用するための4つの条件

通常外国籍の人がアメリカ合衆国へ渡航もしくは経由地として立ち寄る場合、非移民ビザもしくは移民ビザのどちらかが必要となりますが、ある一定の条件を満たせばビザなしでアメリカ合衆国に渡航することができます。

 

今回は、そのビザ免除プログラム(VWP)について解説していきます。

 

ESTAについては、以下の記事もご参照ください。

アメリカに渡航する方必見! 【ESTAとは?】申請方法と料金

ビザ免除プログラム(VWP)とは?

VWPとはVisa Waiver Programの頭文字をとったもので、日本語ではビザ免除プログラムと訳されます。

 

通常、アメリカ合衆国に渡航する場合、その目的に応じた非移民ビザを申請、取得することが必要となります。またアメリカ合衆国を経由して他の国に渡航する場合も通過ビザの取得が必要となります。

 

しかし、ある特定の国籍を持つ人は一定の条件を満たすことで上記のビザ取得が免除されます。これがビザ免除プログラム(VWP)です。では、具体的にこのプログラムの概要を見ていきましょう。

 

適用される国々

ビザ免除プログラムが適用されるのは、アメリカ合衆国のビザ免除プログラム参加国となっている国籍を持っていることが必要です。

 

2018年10月現在、ビザ免除プログラム参加国は日本を含む38か国です。

 

アメリカ合衆国は不法就労や犯罪等各国の滞在者の状況に応じ、ビザ免除プログラムの指定基準に反すると判断した場合には、ビザ免除プログラムから外す場合もあります。

 

アメリカ合衆国に渡航する際には、自身の国籍がビザ免除プログラム適用国か否か、また適用されるが注意点はあるか、等米国大使館・領事館のホームページ等で確認するようにしましょう。

 

プログラムの概要

ビザ免除プログラムを利用して渡米するためには、満たさなければならない条件があります。

ビザ免除プログラムを利用するための条件

①アメリカ合衆国での滞在期間が90日以下であること

この日数を超えて滞在する場合は、ビザ免除プログラムは利用できません。

 

ビザ免除プログラムを利用して渡米した場合、滞在期間延長はできませんので、注意しましょう。

 

②渡米の目的が以下に該当すること

  • 観光・旅行・親族訪問等
  • トランジット(他国へ渡航する際の一時通過、乗り継ぎ)
  • 取引先との打ち合わせ・会議への参加・短期の研修等

渡米目的が上記に該当しない場合は、ビザ免除プログラム適用国であっても、渡米目的に該当するビザの取得が必要となります。

 

例えば留学や就労目的で入国する場合には、その目的に応じたビザの取得が必要となります。

 

③所持しているパスポートがIC旅券であること

また入国する日から90日以上のパスポート残存期間が必要となりますので、ご自身のパスポートの有効期間も確認し、必要であれば更新手続き等をしておきましょう。

 

④電子渡航認証(ESTA)を受けていること

ビザ免除プログラムを利用して渡米する際にはESTA認証を受けている事が必要です。これはアメリカ合衆国にトランジットで立ち寄る場合にも必要となります。

 

ESTAは米国大使館・領事館のホームページからオンラインで申請することができ、費用は14ドルになります。

 

アメリカ合衆国への渡航日が決まったら余裕をもってESTA申請をしておきましょう。

 

ただし、このESTA申請が必要となるのは空路または海路でアメリカ合衆国に入国する場合のみであり、陸路で入国する場合にはESTA申請は必要ありません。

 

空路または海路で入国する場合には往復または次の目的地までの航空券もしくは乗船券を持っている事が必要となります。

ビザ免除プログラムを使えない人とは?

たとえご自身がビザ免除プログラム参加国の国籍を有していても、このプログラムを利用して渡米出来ない場合があります。例えば以前アメリカ合衆国滞在中に罪を犯したり、逮捕されたりしたような方です。

 

また以前このビザ免除プログラムを利用して入国し、90日以上の滞在をしたような場合も同様にこのプログラムの利用はできません。

渡米目的に応じたビザを取得する必要がある!!

ビザを持たずに渡米しようとすると入国が拒否される恐れもありますので、注意しましょう。

まとめ

ビザ免除プログラムはESTA申請など手続きが必要ではあるものの、ビザを申請して渡米することに比べればはるかに手間も労力も少なくてすみます。

 

またESTAは一度承認を取っておくと2年間有効です。

 

現地に到着したら入国拒否になってしまった!なんてことにならないようビザ免除プログラムを理解し、ESTA申請を行っておきましょう。

 

行政書士古橋洋美

平成28年 行政書士として静岡県浜松市にて独立開業。 現在起業支援や補助金申請支援等中小零細企業支援と入管業務を中心に業務を行っており、 技能実習生に対する法的保護講習の講師も担当している。 英語力を生かし、入国管理局や役所等に提出するために必要な出生や結婚等の各種証明書や契約書等の日本語への翻訳作業の対応も行っている。

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