ビザを申請するには、申請書や添付資料が必要になります。申請に使用された書類は、返却されるのでしょうか。この点を詳しくご説明いたします。

申請書類の提出

原本とコピー

申請の種類にもよりますが、申請の際には、戸籍謄本、結婚証明書、卒業証明書などを入国管理局に提出します。
一般的に、何度も取得できる書類、例えば戸籍謄本、住民票、所得証明書、納税証明書、会社の在籍証明書、卒業証明書などは、コピーではなく原本を提出しなければなりません。
しかし、再発行してくれない書類、例えば出生証明書、結婚証明書、卒業証書などは、コピーを提出することになります。
ただし、コピーを提出する際にも、原本と同じであることを証明するために、窓口で原本を提示しなければなりません。

返却希望の場合

ご説明したように、何度も取得できる書類(戸籍謄本など)は、コピーではなく原本を提出しなければなりませんが、もし返却を希望する場合には、申請する際に、伝えておく必要があります。
ただ、入国管理局も個人個人の要望を全て受け入れる余裕はありませんので、返却が必要な書類についても、前もってコピーを取り、窓口で原本を提示すれば、問題ありません。

不許可の場合

書類は返却されるか

先程もご説明したように、前もって返却を希望する旨を伝えていなければ、返却されません。
また、その他の資料もあらかじめコピーをしていない限り、申請後、手元に提出書類などは残りません。
従って、添付する資料の全てはもちろん、ビザの申請書も提出前にコピーを取り、残しておく必要があります。

返却されない場合は

ビザが不許可になった場合、入国管理局の担当者から、不許可の理由が伝えられます。手元に提出書類のコピーがあれば、すぐに不許可の理由をチェックすることができ、再申請がスムーズに行きます。

しかし、うっかりしてコピーを取り忘れていた場合、見せてもらうためには「開示請求」という手続きが必要です。「開示請求」とは、誰でも入国管理局に対して、申請者本人が「過去に提出した申請資料を見せてください」と請求できるものです。

開示を希望する人は、入国管理局の担当部署に対して、請求書を提出し、それを受けた入国管理局は、開示請求者に開示する旨の通知を送ります。その後、請求者が閲覧、あるいはコピーの送付を申し出るという流れです。

この場合、時間がかかる上に、開示される範囲も決まっていますので、もしかすると行政書士などの専門家に依頼することになります。ですから、必ず申請する際には、全て書類のコピーを取っておきましょう。

まとめ

申請書類は、基本的に返却されません。申請後に確認したい場合は、「開示請求」という方法がありますが、できれば提出前に、全てコピーを取っておきましょう。