日系四世の更なる受入制度」が、昨年よりスタートしました。

 

この制度は、「日系四世の方に,日系四世受入れサポーターの方から支援を受けながら,日本文化を習得する活動等を通じて日本に対する理解や関心を深めてもらい,日本と現地日系社会との架け橋になっていただくことを目的」としています。

 

※参考資料(法務省ホームページ:日系四世の更なる受入制度・制度の趣旨    http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00166.html

 

今回は、その詳しい内容とサポーターの仕組みをご説明いたします。

 

日系四世のビザ及び受入れサポーターとは?

可能な活動とは?

「日系四世のビザ及び受入れサポーター」とは、外国に住む「日系四世」の方について、サポーターの支援を受けながら、日本に受け入れる制度です。

 

一定の要件を満たせば、最長で5年間、日本に滞在することができます。日本に滞在している際には、次の活動を行うことができます。

  • 日本文化及び日本国における一般的な生活様式の理解を目的とする活動(日本語を習得する活動を含みます)
  • 上記の活動を行うために必要な金銭を補うために、必要な範囲で報酬を受ける活動

ただし、報酬を受ける活動のうち、風俗法関係、例えば性風俗店、パチンコ店などでの業務を行うことはできません。

 

また、労働関係の法令社会保険関係の法令は、日本人と同様に適用されることになります。

 

出典(法務省ホームページ:http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00166.html

 

対象となる日系四世は?

受入れの対象となる「日系四世」の条件は、次のとおりです。

  • 年齢:18歳以上30歳以下
  • 素行:国籍国、入国前の住居国で犯罪歴がない
  • 日本語能力:入国時には、基本的な日本語を理解できる(日本語能力試験N4程度)、通算して2年を超えて在留し、更新する際には、日常的な場面で使われる日本語がある程度理解できる(日本語能力試験N3程度)
  • 生計維持:預貯金、入国後の就労などにおいて、日本での生活が維持できる
  • 帰国旅費:帰国するための旅費が確保されている
  • 健康状態:健康であり、医療保険に加入している
  • 家族:家族が帯同していない

なお、年間の受入れ枠は、4,000人です。

 

また、在留期間は6ヵ月または1年ですから、期間後に引き続き在留を希望する場合は、期間満了前3ヵ月前をめどに、更新の申請を行うことになります。

 

具体的なサポーターの取り組み

入国前のサポート

日系四世の受入れについてサポートする団体が、入国前に行う具体的な取り組みは、次のとおりです。

 

まず日系四世の方が、サポート団体にサポートの申し込みを行い、承認を受けます。

 

サポート団体は、代理人として日本の入国管理局へ在留資格認定証明書の交付申請を行います。

 

申請内容に問題なければ、在留資格認定証明書が交付されます。

 

そして、サポート団体が認定証明書を日系四世の方に送付されます。

 

それから、日系四世の方が、自ら在外公館に査証の申請を行い、査証が発給され、日本に渡航することになります。

 

入国後のサポート

日系四世の方が日本に入国されたら、サポート団体は生活状況の確認を行います。

 

また、日系四世の方は、少なくとも月1回程度の割合で、サポート団体に生活状況を報告します。

 

なお、在留資格を更新する際には、サポート団体は、入国管理局に生活状況の報告を報告しなければなりません。

 

出典(公益財団法人海外日系人協会ホームページ:http://www.jadesas.or.jp/consulta/post-39.html

 

まとめ

2018年7月から、日系四世の方のさらなる受入れ制度が始まりました。

 

この制度では、国籍に関係なく、活動内容もある程度事由があり、日系四世にとっては、メリットがあります。しかし、受け入れの上限数があったり、サポートが必要だったりと、要件がありますので、利用する際には、注意が必要です。