ビザ取得までの期間ってどれくらい? 【就労ビザの審査期間】

入国管理局ビザ(在留資格)認定申請をしたとして、どのくらいの期間で許可が下りるものなのでしょうか。

 

またビザ(在留資格)の変更やビザ(在留資格)の期間更新申請では、入国管理局に申請してからどのくらいの期間で認められることになるのでしょうか。

 

入国管理局への申請と許可までに要する期間(標準処理期間)について、確認してみましょう。

 

ビザ(在留資格)の変更・期間更新申請の標準処理期間

入国管理局にビザ(在留資格)の変更、ビザ(在留資格)の期間更新の申請をした場合の標準処理期間を確認してみましょう。

 

ビザ(在留資格)の変更の場合

法務省が発表している入国管理局の標準処理期間は、二週間から一か月ということになっています(http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-2.html)。

法務省が実際の統計データを発表していますから、確認してみましょう(http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00140.html)。

 

【技術・人文知識・国際業務への変更】

平成29年

平成30年

期間

4/1~6/30

7/1~9/30

10/1~12/31

1/1~3/31

在留審査処理期間(日数)

33.3

36.9

33.1

45.7

 

統計データでみると、ほぼ一か月かかっていることが、はっきりとわかりますね。

 

1月から3月にかけては約一月半を要しています。これは日本企業のほとんどが、4月から新入社員を迎えるためだと思われます。そのために入国管理局は相当混雑するので、許可が下りるまでの期間を長めに想定しておく必要がありそうです。

 

ちなみに在留資格「経営・管理」では、57.6日→54.4日→48.2日→45.7日(上記表と期間同じ)となっており、標準処理期間を大幅に日数超過しています。

ビザ(在留資格)の期間更新の場合

法務省が発表している入国管理局の標準処理期間は、ビザ(在留資格)の変更の場合と同じく、二週間から一か月です(http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-3.html)。

 

法務省発表の統計データで、確認してみましょう。

 

【技術・人文知識・国際業務の期間更新】

平成29年

平成30年

期間

4/1~6/30

7/1~9/30

10/1~12/31

1/1~3/31

在留審査処理期間(日数)

28.8

29.5

29.9

27.4

 

ビザ(在留資格)の変更の場合よりも、若干短い期間で許可が下りていることがわかります。しかしやはり約一か月の期間を要していますので、それ以上の期間が必要となっているケースも少なくはないでしょう。

 

ちなみに在留資格「経営・管理」では、30.0日→33.0日→32.7日→33.6日(上記表と期間同じ)となっており、やはり標準処理期間をオーバーしていることがわかります。

現在の在留期間内に、ビザ(在留資格)の変更・期間更新の許可が下りない?

入国管理局にビザ(在留資格)の変更やビザ(在留資格)の期間更新の申請をしたにもかかわらず、現在のビザ(在留資格)の在留期間までに、許可が下りない…という事態を迎えると、外国人の方は相当慌てます。

 

場合によっては、受け入れ企業の職員の方も一緒になって慌てていることがあります。このような場合、現在の在留期限を迎える前に一度出国しなければならないのでしょうか。

 

いえ、大丈夫です。日本に留まっていることができます。なぜか?入管法の特例措置で、在留期間の満了後も「当該処分がされる日」、又は「従前の在留期間の満了の日から二か月が経過する日」のいずれか早い日までの間は、引き続き従前の在留資格でそのまま在留することができるようになっているのです。

 

入国管理局にビザ(在留資格)の変更やビザ(在留資格)の期間更新の申請をしていれば、在留期間の満了日が来たからといって、すぐに不法残留となることはないので、安心してください。

 

ただし、不許可となったような場合は、再申請をすることができず、直ちに出国しなければならなくなるので、要注意です。

 

更新申請中にビザが切れた場合に関しては、以下の記事もご参照ください。

期限を一日過ぎたら強制送還? 更新申請中にビザが切れた時の対処法

 

ビザ(在留資格)の認定申請の標準処理期間

入国管理局に、ビザ(在留資格)の認定申請をした場合の標準処理期間を確認してみましょう。法務省が発表している内容によると、一月から三か月となっています(http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-1.html)。

 

法務省発表の統計データで、確認してみましょう。

 

【技術・人文知識・国際業務の認定申請】

平成29年

平成30年

期間

4/1~6/30

7/1~9/30

10/1~12/31

1/1~3/31

在留審査処理期間(日数)

34.9

29.9

30.2

32.7

 

ビザ(在留資格)の変更の場合と、あまり変わりがありません。およそ一月もあれば、ビザ(在留資格)を得ることができそうです。

 

ここでも、在留資格「経営・管理」をみてみましょう。71.6日→88.8日→78.7日→61.0日(上記表と期間同じ)となっており、今まで見てきた中で、処理日数が最も多くなっています。それでも、三か月かかることはないようです。

 

まとめ

入国管理局へのビザ(在留資格)の認定申請やビザ(在留資格)の変更申請、ビザ(在留資格)の期間更新申請では、在留資格「経営・管理」を除いて、許可が下りるまで一月ほどかかるようです。

 

ただし、それ以上の期間を要する場合もゼロではありません。あくまで、入国管理局で許可が下りるまでの審査期間の平均ですから、もっと早く許可が下りる人がいる反面、それ以上の日数を要した人もいるのです。これが不許可の事案となると、それ以上の期間がかかることが多いです。

 

標準処理期間を過ぎても連絡が無い場合には、ダメもとで入国管理局に確認するなどした方がよいでしょう。ビザ(在留資格)変更・更新申請の場合で、在留期限ギリギリに申請したような場合には、特に要注意です。

 

ビザ(在留資格)の期間更新は、期限の三か月前から申請できるので、早めはやめに手続きを進めることが肝心です。

 

行政書士齊藤学

千葉県行政書士会会員・葛南支部船橋幹事。 25年間の会社勤務経験を経て2016年に行政書士として独立。市民法務と国際業務を中心に活動し、ビザの申請取次業務にも従事。

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